平成世代の能力を引き出す傾聴力

6月号の戦略経営者に歴史家・作家である加来耕三さんのコラムが載っていました。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する北条義時が平成世代の先駆けのように感じられると加来さんは書いています。

詳しくは経営戦略者6月号をご覧いただきたいのですが、明日が今日より上向いているとは限らない状況にあって、夢や理想を語らず目の前の仕事を懸命にこなした結果、進路が開けた北条義時が平成世代のモデルになりうるというのは素直にうなずけます。

そんな平成世代の能力を引き出すうえで欠かせないのが「傾聴力」だそうで、社員の声に耳を傾け、英知を集めて経営にあたるべしと説いておられます。

耳の痛い事柄を指摘してくれる人物は、リーダーが意図して求めない限り、得難いとも書かれています。客観的なデータをもとに真実を語ってくれる存在は羅針盤であり、そういった存在がいないのであれば、組織の存続は危ういと説かれています。

耳の痛い話をしてくれる方は身近にいらっしゃいますか?

その方を遠ざけない方がよさそうです。

福井事務所 泉

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