先日、福井のAOOSAで開催された研修に参加してきました。2019年のウーマンオブザイヤー受賞で脚光を浴びた中村朱美さんが講師として登壇されました。佰食屋さんを経営されている方といった方が分かりやすいかもしれません。中村さんの面白い話に時間を忘れて聞き入った2時間でした。素晴らしい研修会でした。

私が一番印象に残ったのは、中村さんが以前勤めていた会社で有給休暇の申請を出す際、上司の顔色をうかがいながら今日出すか出すまいかを考えるのがストレスだったと話されていて、自分の会社ではそんなストレスを一切もたせないようにしたというところです。子供の時、自分がされて嫌なことは人にしないと教わったでしょ!それを実践してるだけです。と話されていたのが非常に印象的でした。
中村さんの起点は、社会課題の解決にあるそうです。社会課題といっても非常に身近な課題で、直近の例として、手巻きおにぎりの消費期限が18時間しかないこと、そのために廃棄されるおにぎりが山のようにあるという事実があり、これを解決したいという思いから消費期限が100日のおにぎり(イシイの佰にぎり)を開発されたそうです。社会課題の解決からスタートすれば常識から外れることができ、だれも手を付けていない市場につながる可能性が高いということでした。
事業を長年続けていると知らず知らずのうちに業界の常識にとらわれてしまいがちです。そんな常識を覆していくためにも、社会課題の解決からスタートするというのは大きなヒントになると思います。
これ何とかせないかん!ってことありませんか?
福井事務所 泉