書面添付について

突然ですが、「書面添付制度」をご存知ですか?

「書面添付制度」とは、税理士が税務の専門家として記載した書面(税理士法第33条の2第1項に規定する添付書面をいいます)を税務申告書とともに税務署に提出することで、税務品質の向上をはかる狙いがあるものです。言い換えれば、税理士のお墨付きがついた申告書ということになります。

皆様の税務申告書(控)には、この書面が綴られていますか?確認してみましょう!

ところで、この書面が添付されていると、次のようなメリットがあります。

①税務調査の省略や税務調査期間の短縮が期待できます

②金融機関からの信頼性が高まります

③正しい決算に基づいた適正な申告により、よりよい会社経営につながります

その他、金融機関からの融資を受ける際、借入利率の割引や信用保証協会の保証料率の割引などの恩恵を受けられる場合があります。

この「書面添付制度」を継続して適用していくために、皆様に、厳しいご指導をさせていただく場合もあるかと思います。皆様に、この制度のメリットを活用していただきたいという想いを持ってのことですので、ご理解とご協力をお願いします。

福井事務所 山口

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